It was just like a dream・・・・

5月25日(月曜)正午発、成田空港第2ターミナル南ゲートから、ロシア航空でモスクワに向けて、出発。快晴。

今回の旅は、昨年1月からヨガセンターに通って来ていた、ロシア人エレーナさんの故郷エカテリンブルグ(Ekaterinburg)にある、アイアンガーヨガセンターからのお招きで、実現したものでした。女性のためのセミナーと、マタニティセミナー、そして上級者の人達のセミナーをとの依頼で出かけたのでした。

 今時の、ロシアのアイアンガーヨガ事情は、大変に熱心な生徒が大勢いるということで、プーナでも話題になっており、今年の4月の末には、Gurujiがモスクワに招かれ、協会主催でヨガコンベンションを開催したばかりです。インドのプーナのアイアンガーヨガ研修所にも大勢のロシア人の生徒が訪れているようです。

 そんな熱心なロシアの人達に招かれて、少々不安もあったのですが、せっかくのお招きでしたので行って参りました。

エカテリンブルグのヨガセンターは、こじんまりとした可愛らしい3階建ての建物が、長屋のように繋がっていて、いくつものOffice やHotelが同じ並びに集まっている中の一つでした。

 その入り口は、2間ほどの幅で、ガラスのドアを入ると、黄色に彩られた美しい空間に靴を脱ぐベンチと、下駄箱、受付のカウンターがあって、そこでコートを預けて受付をするのでした。そしてロッカーの並ぶ更衣室で着替えて、2階に上がってゆくと、2階、3階にヨガのホールがあります。階段やホールは、パイン材で作られていて明るくWoodyな感じが素適でした。そして、4階に行くとスタッフの人達が休憩を取ったり食事をしたりする事の出来るリビングのような15畳位の空間と、代表のEgor氏のデスクがある6畳位の部屋と、10人以上のスタッフのためのロッカールームと、一人で静かに練習をすることの出来る15畳位の部屋があって、そこにはグルジーの写真とインドの神様とヨガの父パタンジャリが飾られており、いつでも新しい花と水とお香が供えられていました。

2階のホールと3階のホール、4階の練習の部屋にはWall rope があって、木製のヨガプロップは、何でもそろっていました。ボルスターもブランケットも充分に揃っていました。

アイアンガーヨガを学ぶのに、ほとんど理想的に、何でもがそろっている空間に、私は大変驚きました。

 ホールはコの字型になっていて、生徒の人数が少ない時にはホールの半分だけを使ってクラスをしていました。

 毎日、朝2クラス、昼2クラス、夜1クラスが開かれていて、生徒が大勢、男性も女性も、子供も、年をとった人も、妊婦の人も、通って来ていました。

そして何より、私が驚き、嬉しかったのことは、そのエカテリンブルグのヨガセンターに流れる空気と、我がヨガセンターに流れる空気が、全く同じように感じられたことでした。スタッフはにこやかで、率直で、元気でとても親切でした。

訪れる人々も、嬉しそうに、素直に、伸びやかに集い、ヨガを一生懸命に学んでいこうとする心は、ロシアも日本も一つだなと感じられたことは、私にとって、大きな自信にも繋がり、あらためて、埼玉アイアンガーヨガセンターの存在の意義を感じ、言葉は通じなくとも、“ヨガ”という言葉で心が通じ合えるという実感を持つことが出来たことは、大きな喜びでした。

このロシアの旅は、私にとって、新しい自分を方向付けてくれる、素晴らしく美しい旅でした。

 And I feel it was just a gift from God

 2009 .23.June

合掌